腰痛高齢者の腰痛


■ 高齢者は慢性の腰痛が多い

高齢者の腰痛は老化からくるものが多いので、激痛ではないが慢性的に痛みがありつらいという感じの腰痛が多い。


高齢者の腰痛の主な原因


骨粗鬆症

骨からカルシウムが抜け出て軽石のようにスカスカの状態になり、もろく折れやすくなります。


腰部脊柱管狭窄症

脊柱の後ろ側にある脊柱管が狭くなって、神経を刺激し、鈍痛やしびれが起こります。


変形性脊椎症

老化のために、背骨に変形が起こってトゲのようなものができ、神経を刺激するため痛みが起こります。




腰痛の痛みを減らすには腰痛ストレッチで筋肉を鍛えて骨の負担を減らすのがよいのですが、高齢者だとちょっときびしい面もある。そこで簡単にできる方法を紹介します。おへそを引っ込めて腹横筋を鍛えることができます。初めはおへそを引っ込めて呼吸も止めてしまうかもしれませんが、慣れてくるとおへそを引っ込めたまま、呼吸もできるようになります。腹横筋はお腹の周りにある筋肉で鍛ええば筋肉のコルセットになります。

また、肥満には気を付けましょう。体重が重いだけで腰には大きな負担になります。おへそを引っ込めながら息を長く吐き、おへそを出しながら息を吸うと腹式呼吸になります。ダイエット効果もあります。

冷えにも注意が必要で寒い冬などは腰が痛みます。腰にカイロを貼って血行を良くして腰痛を予防しましょう。


骨粗鬆症対策

男性でも骨粗鬆症にはなるが、女性は女性ホルモンの関係で閉経後に骨粗鬆症になりやすい。対策としては意識して牛乳やヨーグルトなどの乳製品や小魚などからカルシウムをとり、散歩などして日光浴をし骨形成に役立つビタミンDを作り、また、食事からもビタミンDを含む海藻や干し椎茸、うなぎ、さけ、いわしなどをとるようにし、骨粗鬆症のスピードを抑えるようにしましょう。




■ 腰痛の痛みを和らげ血行をよくするカルシトニン注射や漢方薬

骨粗鬆症の痛みを和らげるカルシトニン注射

急性の骨の痛みや慢性の筋肉の痛みを抑える神経に作用したり、血行をよくすることで、痛みを和らげ、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ効果もあります。


漢方薬

老化にともなって起こりやすい腰部脊柱管狭窄症や変形性脊椎症に、血行をよくし、痛みを軽くする全身的な薬効で漢方薬が用いられています。高齢者に多い症状の視力の衰え、口の乾き、冷え、疲れやすい、トイレが近いのどの症状にも合わせて効果があります。

症状によって、八味地黄丸(ハチミジオウガン)、牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)、疎経活血湯(ソケイカツケツトウ)などが用いられています。